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【例文多数】年末の挨拶メールの書き方と注意点を解説

【例文多数】年末の挨拶メールの書き方と注意点を解説

年末の挨拶メールを作成するときに気を付けるポイントは何?送信するタイミングは?と気になる方のために、注意点やメールの例文をまとめました。

この記事は以下のような人におすすめ!

  • 年末挨拶メールの例文が知りたい人
  • 年末挨拶メールの注意点が知りたい人
  • 年末挨拶メールに付ける一言が知りたい人

年末挨拶メールは、相手にたいして1年を無事に過ごせたことのお礼を伝えるために送ります。普段やり取りが少ない方と関係構築ができるきっかけ作りになります。ポイントを押さえて、良い印象を持ってもらえるメールを作成しましょう。

年末の挨拶メールを送る理由は

年末の挨拶メールを送る理由は次の3つが挙げられます。

見出しテキスト

  1. 一年間お世話になった感謝を伝える
  2. 年末年始の会社の休業期間をお知らせする
  3. 翌年も良好な関係を続けたいことを知らせる(来社のアポイントをとるため)

一年のお世話になった感謝を伝えることは建前です。本当の目的はビジネスメールの場合、年末年始の休業期間をお知らせするという目的があります。また関係を強化したい取引先には「訪問し、年末の挨拶をする」アポイントをメールでとることで、疎遠になっていた信頼関係を維持できます。

ビジネスの年末挨拶メールを送るときのポイントと注意点

ビジネスの年末挨拶メールを送るときのポイントと注意点

年末の挨拶メールを送るときのポイントや注意点について解説をします。

年末の挨拶メールを送るタイミング

年末の挨拶だからと営業最終日に送っては、相手も忙しく読んでもらえない可能性もあります。最終営業日が12月28日ごろになる場合が多いため、3日前~1週間前くらいに送るようにしましょう

相手が早く休みに入ることも考えられます。タイミングに迷うときは上司に相談し、タイミングを見計らいましょう。

件名の付け方

件名は、相手が件名を見ただけで内容と誰から来たのかをすぐにわかるものにしましょう

送信する相手が、年末は慌ただしく仕事をしている可能性が高いため、簡潔にわかりやすい内容にするように心がけます。具体的には「年末のご挨拶【○○株式会社(氏名)】」と記入するとよいでしょう。

一斉送信で送っても良い?

年末の挨拶は一人一人に送るのがマナーです。一斉送信を行うと、「手間を省きたいのだな」と思われてしまうので、関係性の強化を狙うのであれば、一人ずつに送るようにします。

どうしても一斉送信する場合はCCは使用せず、Bccに宛先を入れるようにし、送信先のアドレスが送った相手に見えないようにします

メールのついでに年末挨拶はOK?

通常のメールのやり取りのついでに年末の挨拶をするのはマナー違反です。

年末の挨拶は別にきちんとメールを作成し、送信するようにしましょう。丁寧にメールを作成すれば、相手にその姿勢が伝わります。関係を維持・強化するためにきちんとしたメールを送ります。

「良いお年を」の正しい使い方

年末になると「良いお年を」と挨拶をする声が聞こえてきます。メールに「良いお年を」は使えるのか解説をします。

意味は

「良いお年を」は「良いお年をお迎えください」の略で、年末に次回会うタイミングが年明けになる場合に交わす別れ際の挨拶です。
「良いお年を」は「来年を良い年として迎えられるようにお祈りしています」とか「今年は残り短いです、来年は良い一年にしましょう」という意味です。

「お年」は新年のことを意味し、「今年も大晦日まで無事に過ごし、良い一年を迎えることができますように」という願いが込められています。

「お過ごしください」は間違い

「良いお年をお過ごしください」は誤用です。正しくは「お迎えください」です。

新年を迎える準備中に声をかけていた名残であるため、新年を迎える準備が終わった大晦日には「良いお年を」は使いません。

ビジネスシーンでは、大晦日に年末の挨拶メールを送ることはほぼないはずなので、「良いお年をお迎えください」は結びの言葉として使用できます

年末の挨拶メールの一言

年末の挨拶メールの一言

年末の挨拶メールで使える「時候の挨拶」「感謝の言葉」「結びの言葉」を紹介します。

時候の挨拶

  • 今年も残すところあとわずかとなりました。ご無沙汰しております。
  • 師走の候、今年も残すところあとわずかとなりました。
  • 年の瀬が迫り、年末のご挨拶をさせていただく時期となりました。

感謝の言葉

  • 本年も格別のご厚情を賜り、心より感謝申し上げます。
  • 本年も格別のご配慮を賜り、心より感謝申し上げます。
  • 日ごろよりお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。

結びの言葉

  • 良いお年をお迎えください。
  • 新年も何とぞよろしくお願いいたします。
  • 来年も本年同様、変わらぬご厚情を賜りますようお願い申しあげます。

年始の挨拶について

年始の挨拶について

年始の挨拶は年明けに営業開始したらメールをします。

年始の挨拶は別の記事で詳しく解説をしていますので、そちらをぜひお読みください。

年末の挨拶メールの構成

年末の挨拶メールの構成

年末の挨拶メールの構成は下記を入れるようにします。

  1. 宛名
  2. 挨拶と差出人の企業名・氏名
  3. 時候の挨拶
  4. 一年の感謝を伝える
  5. 年末年始の休業期間
  6. 結びの言葉

年末の挨拶メールの例文

年末の挨拶メールの例文

年末の挨拶メールの例文を紹介します。

取引先(お客様)

取引先に送る挨拶メールの例文を複数紹介します。

簡単な(カジュアルな)挨拶メール

例文

件名:年末のご挨拶【○○株式会社(氏名)】
本文
株式会社○○ ○○部
○○様

いつもお世話になっております。
○○株式会社○○部の○○です。

今年も残すところあとわずかとなりました。
○○様にはこの一年たいへんお世話になりました。

年末年始の弊社の休業日のご案内を申し上げます。
■休業期間12月29日~1月4日

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

(署名)

丁寧な挨拶メール

例文

件名:年末のご挨拶【○○株式会社(氏名)】
本文
株式会社○○ ○○部
○○様

いつもお世話になっております。
○○株式会社○○部の○○です。

今年も残すところあとわずかとなりました。
○○様には、本年も格別の厚情を賜り、心より感謝申し上げます。

さて、誠に勝手ながら、弊社は以下の日程にて年末年始休業期間とさせていただきます。
■休業期間12月29日~1月4日
休業期間中はご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

メールでのご挨拶になり、たいへん恐縮ではございますが、歳末のご挨拶とさせていただきます。
来年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

(署名)

挨拶の予定を取るアポメール

例文

件名:年末のご挨拶【○○株式会社(氏名)】
本文
株式会社○○ ○○部
○○様

いつもお世話になっております。
○○株式会社○○部の○○です。

今年も残すところあとわずかとなりました。
○○様には、本年も格別の厚情を賜り、心より感謝申し上げます。

たいへんお忙しい時期かと存じますが、
上司と共に年末のご挨拶にお伺いしたく、ご連絡を差し上げました。
たいへんお世話になっている貴社に、直接お伺いし御礼をと上司も申しております。

たいへんお手数ではございますが、下記の候補日時の中で1時間お時間をいただけますでしょうか。

【候補日時】
12月○○日 10:00~16:00
12月○○日 13:00~17:00
12月○○日 13:00~17:00

もし年内が難しいようであれば、年明けにぜひご挨拶をさせていただきたくお願い申し上げます。
弊社の休業期間は下記です。

■休業期間12月29日~1月4日

たいへんお忙しい中、恐縮でございますがご返信をお待ちいたしております。

(署名)

先生(教授)

例文

件名:年末のご挨拶【○○学部(氏名)】
本文
○○先生

たいへんお世話になっております。
○○学部○○学科の○○です。
本年も残りあとわずかとなりました。

○○先生にはゼミでご指導を賜り、多くを勉強させていただきました。
来年も一層勉学に励む所存でございますので、引き続きのご指導をよろしくお願い申し上げます。

メールにてたいへん恐縮ではございますが、年末のご挨拶とさせていただきます。
良いお年をお迎えください。

(署名)

社内向け

社内向けの年末の挨拶メールの例文を紹介します。

社長へ

例文

件名:年末のご挨拶【○○部(氏名)】
本文
○○社長

いつもお世話になっております。
○○部の○○です。

今年も残すところあとわずかとなりました。
○○社長にはいつもご指導をいただき、多くを勉強させていただきました。
来年もご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、より一層尽力して参る所存です。
今後もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

良いお年をお迎えください。

(署名)

上司へ

例文

件名:年末のご挨拶【○○部(氏名)】
本文
○○部長

いつもお世話になっております。
○○です。

今年も残すところあとわずかとなりました。
○○部長にはいつもご指導をいただき、多くを勉強させていただきました。
来年もご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、より一層尽力して参る所存です。
今後もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

良いお年をお迎えください。

(署名)

先輩へ

例文

件名:年末のご挨拶
本文
○○さん

いつもお世話になっております。
○○です。

今年も残すところあとわずかとなりました。
本年も無事に過ごすことができたのも、○○さんのご支援のおかげです。
誠にありがとうございました。
来年もご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

寒い日が続きますが、お体に気を付けて、良いお年をお迎えください。

(署名)

簡単な(カジュアルな)挨拶メール

例文

件名:年末のご挨拶
本文
○○さん

いつもお世話になっております。
○○です。

今年も残すところあとわずかとなりました。
○○さんのご指導のおかげで無事に1年を過ごすことができました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

お体に気を付けて、良いお年をお迎えください。

(署名)

新入社員が送る場合

例文

件名:年末のご挨拶【○○部(氏名)】
本文
○○部長

いつもお世話になっております。
○○です。

今年も残すところあとわずかとなりました。
○○部長にはいつもご指導をいただき、多くを勉強させていただきました。
○○の件では助言をいただき、無事に業務を遂行できることができ誠に感謝しております。
来年もご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、より一層尽力して参る所存です。
今後もご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

良いお年をお迎えください。

(署名)

年末の挨拶メールの返信例文

例文

件名:Re(相手のメールに返信)
本文
株式会社○○ ○○部
○○様

いつもお世話になっております。
ご丁寧に年末年始の休業期間のお知らせをいただきまして、誠にありがとうございました。
○○様には本年も格別のご高配を賜り、心より感謝申し上げます。

弊社の休業期間は
12月29日~1月4日
なっております。

休業期間中は何かとご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。

メールにてたいへん恐縮ではございますが、年末のご挨拶とさせていただきます。
来年も変わらぬご愛顧を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

(署名)

喪中時の年末の挨拶メールは

喪中時の年末の挨拶メールは

喪中の場合は一般的には「おめでとう」「祝」「慶」「寿」などの文字は避けるのがマナーです。

「今年もお世話になりました。」「よろしくお願い申し上げます。」は喪中で使用しても問題ありません。

年末の訪問挨拶を断る例文

年末の訪問挨拶を断る例文

年末は業務も立て込んでおり、取引先からの年末の挨拶の訪問をお断りしたい場面もあると思います。そんな場合の断り方について解説をします。
メールの構成は、お気遣いに対するお礼の言葉を最初に入れ、挨拶を断る理由を続けます。最後に年末の挨拶をいれましょう

例文

件名:Re(相手が送ってきた件名にそのまま返信)
本文
株式会社○○ ○○様

いつもお世話になっております。
お気遣いくださいまして、誠にありがとうございます。
年末は◯◯様もご多忙の折でございますので、わざわざお越しいただくには及びません。

本年も何かとお世話になり、ありがとうございました。
来年も本年同様によろしくお願いいたします。よい年をお迎えください。

(署名)

内定先から年末の挨拶が届いたら

内定先から年末の挨拶が届いた場合に、どのように返信をすればよいかについて解説をします。

できるだけ早く返信

内定先の会社から年末の挨拶メールが届いた場合は、できるだけ早く返信をすることが大切です。可能なら届いたその日に返信をするようにしましょう。

もし後日の返信になる場合は、メールの返信が遅れたことのお詫びの言葉を入れます。

お礼と近況と意気込みを書く

メールには挨拶をいただいたお礼を述べ、近況を簡単に記載します。また入社後の意気込みを書くと好印象を与えることができます。

例文

件名:Re(そのままの件名で返信)
○○株式会社 ○○部
○○様

本年中は、たいへんお世話になり、ありがとうございました。
今年は貴社と巡り合うことができ、大変良い年となりました。

入社まであと3ヶ月となり、残された学生生活も僅かですが、現在は卒論の追い込みに明け暮れております。
今後の予定ですが、2月には、卒論の提出及び卒業試験、3月初めに所属ゼミの卒業旅行、3月○○日卒業式となっております。

貴社の一員として入社できるように、健康に留意して過ごして参ります。
今後とも何卒よろしくお願い致します。

仕事納めの挨拶メールの書き方

仕事納めで社内に挨拶メールを送る方法について解説をします。

送るタイミング

仕事納めの挨拶をメールで送る場合は、仕事が終わった後に送るのがよいでしょう。直接お会いして挨拶ができない方にメールをします。

例文

件名:年末のご挨拶【○○部(氏名)】
本文

○○さん

お疲れさまです。○○部の○○です。
今年も残すところあとわずかとなりました。

○○さんのご支援のおかげで無事に一年を過ごすことができました。
来年もご指導よろしくお願いします。

寒い日が続きますが、お体に気を付けて、良いお年をお迎えください。

(署名)

まとめ

年末の挨拶メールを送るときのポイントや注意点について解説をしました。

送るタイミングは仕事納めの3日~1週間前までに送りましょう。休業期間をお知らせする目的もあるため、相手に見てもらえるように前もって送ります。

また、年末の挨拶は翌年の良好な関係を続けたいことを知らせるためでもあります。関係構築のために、直接訪問するためのアポイントを取るきっかけにも活用しましょう。

メール作成については、ご紹介した例文を参考にしてください。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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