新入社員は入社すると、さまざまな場面で自己紹介を行います。自己紹介が苦手だなと思っている人も今回解説するポイントを踏まえておけば、問題ない自己紹介ができます。
この記事は次のような人におすすめ!
- 自己紹介の内容の作り方が知りたい
- 自己紹介の注意点が知りたい
- 自己紹介の例文が知りたい
自己紹介を通して会社の先輩方はあなたのことを初めて知ります。この記事の内容を読んでいただき、しっかりと良い印象を与えられるように準備をしましょう。良い印象が与えられれば良い社会生活を送る助けになります。
新入社員の自己紹介がなぜ重要なのか
たくさんの人に挨拶をするのはたいへんだな、自己紹介は面倒だなと感じる人もいるでしょう。しかし、自己紹介は新入社員が職場の先輩や同僚に知って受け入れてもらうためのアピールチャンスです。
なぜ自己紹介が大切なのかを解説します。
第一印象がのちのちまで影響する
第一印象は、ビジネスの人間関係においても非常に重要です。
第一印象は、初対面で出会ってから約6〜7秒で決まると言われています。しかも、最初に与えられた情報が印象に残り、長期記憶に引き継がれやすく、後の評価に影響を及ぼします。数秒間で持たれた第一印象を覆すには、最低でも相手と2時間程度はじっくりと話す必要があると言われています。
なので、第一印象は「好印象」を与える必要があるのです。
社会生活が送りやすくなる
好印象を与えるとどのような影響があるかというと、初めての相手からの第一印象が良くなると、相手とのコミュニケーションがスムーズになり、仕事の進めやすくなります。
感じの悪い人から頼まれるよりも、知らなくても好印象な人から頼まれるほうが、相手の要望を聞いてあげたくなりますよね。ビジネスの世界では「初めまして」で仕事をする機会が非常に多いです。あなたの社会生活を効率的により良いものにするため、第一印象を良くする挨拶は身に付けておきましょう。
新入社員の自己紹介のポイント
新入社員は最初の頃、初めて接する人ばかりなので自己紹介をする機会が多いです。好印象を与える自己紹介をするポイントを解説します。
自己紹介に入れる内容(構成)
新入社員の自己紹介は下記の内容で構成をすれば問題ありません。
自己紹介の構成
- 氏名と配属先
- 経歴(出身地、出身大学など)
- 趣味・特技、その他の話題やエピソード
- 入社後の抱負
- 結びの言葉
出身地や趣味や特技はあなたを印象付けるものを何か1つでも盛り込めると良い自己紹介になります。
話すときの注意点
新入社員に会社が求めるものの1つにフレッシュさがあります。部署に新入社員が一人配属されるだけで、部署の雰囲気が明るくなります。
そんなフレッシュさを存分に発揮するためのポイントを4つ解説します。
話すときの注意点
- 明るい笑顔
- ゆっくりハキハキとした話し方
- ピンっと伸びた正しい姿勢
- 要点を押さえた簡潔な内容
背筋を伸ばした正しい姿勢で、明るい笑顔とゆっくりハキハキとした話し方ができれば、好印象の自己紹介の9割は成功です。緊張すると早口になってしまうので、ゆっくりと話すことを意識しましょう。
残り1割は話す内容です。内容はダラダラと話さず、聞いてもらいたい内容を簡潔に伝えます。印象にのこるような話題が1つでも入っていれば、申し分のない素晴らしい自己紹介です。
挨拶時間が長い場合は、具体的なエピソードを
一人当たりの挨拶時間が長くとられている場合は、基本の構成は変えずに出身地、出身大学や趣味などの話題を具体的なエピソードを入れて内容を膨らませます。あなたという人物を印象に残せるような、エピソードを選び、内容を補強しましょう。
自己紹介で使える一言
自己紹介で使える一言をいくつか紹介します。あなたを印象づけるネタとして、内容に入れてみるのもおすすめです。
自分の長所や短所をアピールポイントにする。短所を使う場合は結果的に長所と取られるような内容にします。
- 私の長所は○○です。○○のおかげで、仕事に粘り強く取り組むことができると思っています。
- 私の座右の銘は○○○○です。これは○○という意味で、この言葉を胸に○○に取り組み、○○をすることができました。
- 私の短所は没頭すると周りが見えなくなることです。大学の研究でも集中しすぎて時間がたつのを忘れ、「終了時刻だよ」とゼミ仲間によく声をかけられていました。この集中力を業務に活かしていきたいと思います。
新入社員の自己紹介の例文
新入社員の自己紹介の例文を紹介します。
1分で出来る自己紹介
1分でできる自己紹介は400文字程度の内容にしましょう。以下に例文を紹介します。
例文
本日入社しました(氏名)と申します。
これから(○○)でお仕事を一緒にさせていただきます。
私は○○が有名な○○県の出身で、おいしい○○のお店に詳しいです。興味がある方はぜひお話しをさせてください。
また出身大学は○○大学○○学部で○○を専攻しており、(社名)の○○の事業にたいへん興味があります。
趣味は風景の写真を撮ることで、週末や長期休みに旅行に行き四季折々の写真を撮っています。写真部もあるということなので、会社の部活動にも参加するのが楽しみです。
経験が浅く、不慣れな点も多いため、皆様にはご迷惑をおかけすることも多々あると思いますが、1日でも早く仕事を覚え、戦力になれるように頑張りたいと思っていますので、どうぞこれからよろしくお願いします!
3分で出来る自己紹介
3分以内の自己紹介は文字数にすると900~1200文字程度です。原稿用紙2~3枚程度の分量なので決して多くありません。
1分の自己紹介が400文字程度なので、倍以上の内容にすると3分程度です。大学の専攻していた内容や趣味や特技の部分の内容を詳しく話をすることで、3分程度の分量にします。
ここで注意したいのは内容を盛り込みすぎると自己紹介がぼやけてしまうので、基本の構成は変えずに内容を濃くすることで分量を増やすようにします。
自己紹介カードの書き方
入社をすると新入社員は社内研修や、社内掲示、社内報で自己紹介カードを書く機会もあります。自己紹介カードの書き方について解説をしていきます。
自己紹介カードに質問事項が書いてあるなら、質問に沿って書いていきます。
といった質問項目が書いてあるはずです。フリーで書く場合は上記に上げた内容で自己紹介を記入します。文字数が限られるので、印象に残ることを簡潔に書くことを意識しましょう。
自己紹介のパワーポイントの書き方
パワーポイントにまとめる場合は1枚に入りきるように記載をします。
上記の内容に加えて、写真も貼りましょう。写真は会社からある程度指定があるなら、その指定に合わせます。プライベートの写真をということであれば、趣味や特技の写真を貼るのもインパクトがあっておすすめです。
インパクトのある新入社員の自己紹介の注意点
記憶に残るインパクトのある自己紹介をする際に注意してほしい点を挙げます。狙いすぎて、悪い印象にならないようにすることが大切です。自己紹介は好印象を残すのが重要で、悪目立ちは逆効果になります。
- 自虐のネタやネガティブな内容は避ける
- 正しい敬語を使う
- 個性が出せる話題を交える
- ウケを狙いすぎない
- 内容は簡潔にまとめる
自虐のネタやネガティブな内容は避ける
笑いを取ろうと、自虐をネタにしたり、ネガティブな言葉を入れると印象が悪くなります。目的は目立つことではなく、あなたに良い第一印象を持ってもらうことです。それを忘れないように。
正しい敬語を使う
普段使い慣れない敬語で、へんな敬語にならないように、事前に話す内容を作成し練習をしましょう。何度も練習することで緊張もほぐれます。
個性が出せる話題を交える
趣味や特技や資格など、あなたの個性が出せるものがあればそれを加えてみるのもおすすめです。
例えば、空手の黒帯を持っており、「空手の型」をすこしだけデモンストレーションするなど、印象に残るような自己紹介をすることで、先輩社員に覚えてもらい、話しかけてもらうキッカケ作りになります。
ウケを狙いすぎない
自己紹介でウケを狙いすぎ、「社会人としての自覚が足りてい」とマイナスに働く場合があります。印象に残したいのであれば、出身地や趣味、特技や大学での専攻など、他のあなたらしさを出すものにしましょう。
内容は簡潔にまとめる
あなたのために会社の先輩方は時間を取り、自己紹介を聞いてくれています。相手の貴重な時間をいただいていることを頭においておくのは大切です。
自己紹介はなるべく簡潔にまとめて話しをします。構成については「自己紹介に入れる内容(構成)」で解説していますので、そちらを参考にしてください。
まとめ
今回は自己紹介の重要性や自己紹介の書き方や注意点やポイントについて解説をしました。
基本構成は次を参考にしてください。
自己紹介をするときには次の点を意識し、話をすれば好印象を与えられます。
良い第一印象は、職場に受け入れてもらい、社会人生活を送りやすくします。今回解説したポイントを押さえてあなたらしい自己紹介を作ってみてください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。